忍たま乱太郎の劇場版「ドクタケ忍者隊 最強の軍師」小説の感想。電子書籍で読んでみた。 

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忍たま乱太郎の劇場版「ドクタケ忍者隊 最強の軍師」が12月に公開!

なんと、あの優しくてかっこいい土井先生がメインのお話!!

土井先生ファンとしては、期待が高まります!!

原作本の再刊も決定とのこと。

どんなお話か気になって仕方がない!という人にはうれしいですね!


再刊を待てなかった私は、電子書籍で読むことにしました。

小説 落第忍者乱太郎 ドクタケ忍者隊 最強の軍師【電子書籍】[ 阪口和久 ]

紙書籍は中古本でもかなり高額・・・

本当は紙の本で読みたかったのですが、あきらめました。

昔なら、今すぐ読みたい気持ちをあきらめないといけなかったのが、今は電子書籍がある。

便利な時代になったなぁ。

目次を見ると、10段に分かれています。

戦いや潜入・・・と、何やら不穏な言葉が見られます。(ドキドキ)

いつもの忍たまとちょっとちがう雰囲気。

しかし、結論から言うと、すごくおもしろかったです!

子どもはもちろん、大人も楽しめる読みごたえのあるお話でした。

このあと、感想を書いています。ネタバレにもなりますので、ご注意ください。

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1段の感想 満月の下、二人の男の戦いが熱い!

お話は、二人の忍者の戦いから始まります。

どうやら「敵」はものすごく強い様子。

誰と誰が戦ってるのだろう?

そう思いながら読み進めますが、忍たまをよく知ってる人はすぐにピンとくるかもしれません。

「敵」が使うのは、白い武器と黒い板。

「敵」はことごとく攻撃をかわし、手加減をする余裕も。

劣勢かと思われた男でしたが、最後には「敵」が崖の下へ落ち、勝利の雄たけびを上げます。

迫力のある戦いのシーン。

映画でもこのシーンから始まるのかな? と、今からワクワクします。

2段の感想。いつもの忍術学園がいとおしい

冒頭の戦いシーンを心のどこかへ留めておくとして。

忍術学園の食堂のシーンになります。

ここでは、土井先生がかまぼこを前に浮かない顔。

当然、食堂のおばちゃんがお残しを許してくれるはずもない。

いつもの土井先生と食堂のおばちゃんの風景。

でも、このシーンが後々重要な場面に効いてきます。

そして、1年は組の授業。

相変わらずのわちゃわちゃで、1年生たちがかわいい。

手裏剣がすっぽ抜けて土井先生めがけておそいかかりますが、出席簿でガード。

名言?「教えたはずだぁ」や胃痛で苦しむところなど、土井先生らしいところがたくさん出てくるので、楽しいです。

そして、事務員の小松田さんが一通の手紙を持ってきます。

土井先生に物騒な手紙を送りつけてくると言えば、「あぁ、あいつかな?」と忍たまファンなら心当たりがあることでしょう。・・・ということは、冒頭のあの戦いは・・・。

一方、六年生たちは重大な課題を与えられたようで。

さすがの六年生。あーだこーだとやりながらもしっかり成功させます。

この辺りはさすがの安心感。乱太郎たちならハラハラしないといけませんが、六年生たちは頼もしい。

3段の感想。ススキ野原での戦い

舞台は、裏々山へとうつります。

ここで忍者同士の戦いが描かれているのですが、冒頭で戦っているのは土井先生と諸泉尊奈門だったことが明かされます。(構成がおもしろくてワクワク!)

冒頭は尊奈門の視点だったので、「敵」が土井先生だったということが分かります。

この段は、土井先生から見た様子で書かれています。

同じ戦いでも視点がちがうと、こんなにも違うんだな。おもしろい!

そして、この戦う土井先生がかっこいい!

尊奈門に「もうやめにしないか?」と耳元でささやいたり、攻撃をかわしながら尊奈門がケガしないように気をつかったり。

圧倒的な強さ。優しさに満ちたセリフ。

月の下、ススキ野原の情景。

土井先生ファンにはうれしい場面で、映画でみるのが楽しみなシーンの一つです。

しかし、土井先生にも誤算が。

たくさん生えているススキが目隠しとなり、空中へ飛んだあとの地面がない!

崖下の川へと転落してしまった土井先生。

ここから不穏な空気が流れ始めます。

4段の感想 雑渡昆奈門、現る

土井先生の安否が気になる中、再び舞台は忍術学園へ。

1年は組の授業に現れたのは、土井先生ではなく、タソガレドキ城の雑渡昆奈門。

雑渡昆奈門は、尊奈門から土井先生を討ち取ったと聞き、忍術学園へやってきたようですが。

まさか、1年は組の授業をすることになるとは、思いもしなかったでしょう(笑)

は組の子どもたちにとっても、雑渡先生はこわい存在のようで、土井先生のありがたさが身に染みます。

面白いのが、雑渡昆奈門も山田先生も学園長も、尊奈門が土井先生を討ったとは信じていないところ。

みんな、土井先生の強さへの信頼があるんですね!(尊奈門以外)

5段の感想 土井先生はどこに?

山田先生が土井先生を捜すため、動き出します。

六年生たちも、学園長から土井先生が行方不明になっていることを聞き、捜索に。

どうやらドクタケが絡んでいるようで、事態はかなりややこしくなってきました。(おもしろくなってきたとも言う)

本当に六年生たちは頼りになります。


そして、きり丸が六年生たちが話しているところに出くわします。

土井先生が最悪の事態になっているかもしれないと聞いたきり丸。

ここからのきり丸の様子がぎゅっと胸を締めつけられます。

6段の感想 きり丸の気持ちと一人の軍師

この段は、本当にきり丸のことを思うと涙が出てきます。

眠れないきり丸が土井先生を思う場面。

土井先生に訴えるように叫ぶ心の中での叫び。

またひとりぼっちになってしまうのかという不安。

乱太郎としんべヱへの気づかい。

土井先生の無事を信じて待つ強さがあると思い直すきり丸が本当にけなげで。

たぶん、この場面を映画で観たら泣く自信あります。。

新月と満月。月の表現にもきり丸の心の強さが現れているようで、ぐっときました。

乱太郎としんべヱにはきり丸の様子がおかしいと分かっているところも、涙を誘います。

そして、六年生は土井先生が稗田八方斎たちに連れ去られた?という情報をキャッチ。

ドクタケ忍者の訓練所に忍びこむのですが、そこであったのは一人の軍師。

白い忍装束をまとった冷酷な目の・・・ええええっ!!と思わず声をあげそうになります。

まさかの、まさかの土井先生。

文次郎と仙蔵も驚くに決まっています!!

それにしても、土井先生、強い!!

今まで強さはほのめかされてましたが、本当に強い。

「天鬼」と名乗る土井先生は、どうやら記憶がない模様。

よく文次郎と仙蔵が逃げきれたなと思います。(さすがの六年生)

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7段の感想 

六年生の報告を受け、学園長先生と山田先生が今後を考えます。

一番の難題は、土井先生に記憶がないということでしょうか。

美化された八方斎の冊子、見て見たい気がします。(笑)このあたりは児童書向けで楽しい♪

それにしても、雑渡昆奈門は完全なるこちらの味方でもないんだなと、ヒヤッと思うことも。

ほんわかする場面が多い忍たまですが、よく考えると戦国の世。

忍者という職業柄、いつ命を狙われるか分からないシビアさを感じました。

8段の感想 ついにドクタケ城へ!

どうやら、天鬼(土井先生)は忍術学園が敵だと思い込まされているようで、どうなるんだろうと読んでいてそわそわしてきます。

合戦場でバイトをしていた乱太郎、きり丸、しんべヱがドクタケ忍者にとらえられ(やっぱり?)、どんどん不穏な空気に。

そんな中、山田先生は利吉と会います。

やった!利吉が出てくるなんて!

しかも、山田先生と話をしているところは、プロの忍者同士での会話、親子での会話が織り交ぜられていて、読んでいて楽しかったです。

利吉の話から、土井先生はドクタケ城にいると判明。

ついに六年生と山田先生がのりこみます!!

六年生たちが細工をしてドクタケ一派をうまく攪乱させますが、天鬼はそれをよんできます。

うまくいくかと思ったら、天鬼の策で追いつめられていく六年生たち・・・

山田先生は、土井先生ならどうするかをよく分かっており、伝令の忍者を尾行します。

六年生もすごいですが、やっぱり山田先生!と思わされるところです。

つかまった乱太郎たちは、天鬼の前に出されます。

ここですぐに土井先生の記憶が戻るのかと思いましたが、戻らない!

騒ぐ乱太郎としんべヱでしたが、きり丸だけは違いました。

天鬼をじーっと見つめて涙をこぼすきり丸に心うたれます。

この時のきり丸はただただ、土井先生が生きていてくれたという思いだったのかもしれません。

たぶん、映画でここも泣きます。。

そして、天鬼も懐かしい感じや胃の痛みをうっすら感じ・・・

それでもなかなか記憶が戻らない土井先生。

ついに八方斎が乱太郎たちを斬れと命じます。

どこまで性格悪いんだ、八方斎!! すっかり悪役じゃないかーーー!

しかし、斬ろうとする天鬼にきり丸が「いっしょに帰ろう」と言うのです・・・。(ここも泣く)

乱太郎としんべヱの術の覚え間違いに「教えたはずだ」のフレーズが飛び出し、(このやりとりが好きすぎます)胃痛で苦しむ天鬼。

土井先生、思い出してーーー!と思う気持ちとは裏腹に、天鬼がまた斬りかかろうと構える。

ここで、伝子さん(山田先生)と六年生が登場!

しかし、山田先生の攻撃は天鬼にかわされ、雑兵が出てきて六年生も足止め。

天鬼が刀を振り上げ、八方斎の高笑いにこれまでかと思った時、子どもたちの縄がほどかれる。

どうやら、天鬼・・・土井先生は胃痛で記憶が戻っていて、子どもたちを連れてどう逃げるか考えてたとのこと。

土井先生、、素敵すぎる。

ハラハラしましたが、ほっとしました。

9段の感想 土井先生、軍師にしたらすごすぎる

無事に忍術学園に戻った土井先生。

よかった。本当によかったと安堵する間もなく、土井先生が軍師として考えた策を崩さないといけないことに。

土井先生、すごすぎる。

敵にまわしたらすごくこわいじゃないか。

でも、そんな土井先生がいるということは、忍術学園も大丈夫ということですね。

そして、1年は組のみんなが土井先生の元にかけよるところは、感動です。

10段の感想 いつもの1年は組

いつもの土井先生の授業・・・のはずが、気が抜けてる子どもたち。

雑渡先生の授業で神経がすりへったらしく、土井先生が戻ってきて安心しているようで。

しかも、尊奈門がまだいる!

土井先生、おつかれさまです。

感想まとめ

どうなるんだろう?というハラハラもあり、すごく読み応えがありました!

ルビもうってあり子供向けの本ですが、大人が読んでもかなりおもしろいです!

ところどころ、イラストとともに忍者道具が紹介されていて楽しめます。

土井先生の魅力がたっぷりつめこまれたお話でした。

映画ではどんな演出になるのか。

動いて話すキャラクターたちと音楽が今から楽しみです。

12月が待ち遠しい!

泣けるポイントが何か所もあるので、ハンカチ必須ですね!

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