水耕栽培とは
水耕栽培とは、土を使わずに水と液体肥料を使って植物を育てる栽培方法のことです。
植物や野菜を育てるのは「土」というイメージですが、水と肥料があれば気軽に育てることができます。
育てる楽しさ、収穫する楽しさ、食べる楽しさを味わえます!
水耕栽培のいいところ
虫がつきにくい
土ではなく、水で栽培するので虫がつきにくいです。
外で育てるよりは、害虫の被害は各段に減ります。
「庭で育てていた野菜が虫に食べられ、何度も枯らしている」
「そもそも、虫が苦手!」
そんな人にも、水耕栽培はおススメ。
虫がつきにくいというのは、大きなメリットです。
目が届きやすい
室内で育てられるので、毎日成長を見ることができます。
・あれ? もう芽が出ている。
・根っこが伸びてきた。
・葉っぱが生き生きとしている!
ふと目に入るところに置いておけば、日々の変化も楽しめます。
水が足りてない、何だか元気がない、そんな異常にもいち早く気づいてやれるので、枯らしてしまうリスクを減らすことができます。
省スペースで育てられる!
畑がなくても、庭がなくても大丈夫!
水耕栽培なら、部屋の小さなスペースで育てられます。
窓際の風通しが良いところがおススメですが、LEDライトを使えば日光が届きにくいところでも育てることができます。
インテリアの一部になる
実は、お部屋のグリーンとしても活躍してくれます。
発芽し、ぐんぐん伸びてくると、とてもきれいな緑の葉を見せてくれます。
水耕栽培のデメリット
メリットが多い水耕栽培ですが、ちょっとした手間はかかります。
水替えが必須
特に暑い季節は水が傷みやすくなります。
できればこまめに水を替えるのがベストです。
ポンプを使うという手もあります。
根菜類の栽培が難しい
水耕栽培は葉物野菜に適しています。
ジャガイモやにんじんといった根菜類は、栽培が難しいです。
根菜類は深さが必要であり、根の一部分が大きくなった部分を食べることになります。
水耕栽培は根が養液につかった状態になるので、根菜の場合は向いていません。
しかし、ラディッシュは小型で成長が早いため、水耕栽培で育てることができるようです。
水耕栽培のやり方
まず、水耕栽培の道具の用意です。
容器、タネ、苗床になるもの、肥料、水が必要となります。
容器を用意する
まずは、植える容器を用意します。
鉢やプランターじゃなくても大丈夫。
100均グッズや家にあるものでも代用できます!
ペットボトル・牛乳パック
使い終わった空のペットボトルや牛乳パック。
切り取れば立派な容器になります!
保存容器・タッパー
キッチンであまっている保存容器も使えます。
水耕栽培にちょうどよいサイズなので、使い勝手がよいです。
100均グッズ
100円ショップにも、水耕栽培に適した容器があります。
使い勝手がよかったのは、豆苗プランターです!
人気があるのか、売り切れの店舗もありました。
ザルになっているので、水替えが便利です。
白のかわいい容器なので、いくつか並べてもおしゃれに見えます。
こちらはダイソーのスプラウトの容器。
パカッとしっかりはまるので、安心です。水替えも楽!
家にあるものを使う
バケツ・お茶パック・使わなくなったボウル・・・
探せば、水耕栽培に使えそうなものがあるかも⁈
意外にも、おしゃれな容器に変身してくれます。
種を用意する
チャレンジしやすいのは、葉物の種です。
比較的強い、ハーブもおススメです!
ベビーリーフ
ベビーリーフは育てやすいものの一つです。
発芽してからしばらくは小さなかわいらしい葉ですが、しばらくすると、サラダでよく見かけるギザギザの葉に成長してきます。
ルッコラ
ルッコラはハーブの一種で地中海沿岸が原産です。
サラダやピザのトッピングに使えます。
独特の辛味や苦みがおいしいです。
料理に添えるだけで、ちょっとおしゃれ。
スプラウト
スプラウトは発芽直後の新芽。
ビタミンやミネラルなど、栄養が豊富で注目されています。
ぐんぐん伸びるスプラウトをキッチンで見るのが楽しみです。
バジル
ペーストにしても使いやすいバジル。
洋風の料理に大活躍します。
パセリ
いろんな料理に重宝するパセリ。
たくさん収穫したら、冷凍保存もできます。
我が家のパセリ。小さな葉がとてもかわいいです。
大葉
大葉があるだけで、料理がランクアップ!
香りが食欲を増進させます。
ミニトマト
ミニトマトも育てることができます!
実が赤く色づくまでを楽しむことができます。
↓発芽してからしばらく経ってからのミニトマト
種をまく
用意ができたら、いよいよ種まき。
種は小さいので、
ピンセットがあれば便利。
一か所に固まりすぎた場合、種を移動させます。
スポンジ
スポンジが水分を含んでいるので、乾燥しにくいです。
切り込みを入れて、その中に種を入れます。
あまり深く入れすぎないことがポイントです。
不織布
いらなくなった不織布を切って、その上に種をまきます。
目が細かいので、種が下に落ちないのが良いです。
ハイドロボール
ハイドロボールとは、粘土を高温で焼き固めた特殊資材。
土と違って虫が近づかない、においがない、というメリットがあります。
室内で使うのにもってこいです。
100均でも売っています。私はダイソーとセリアで購入しました。
水耕栽培では小粒~中粒が使いやすいです。
水と肥料
水は水道水でもOK。
液体肥料は便利で使いやすいです。
私はコスパが良いこちらを使っています。
たくさん入っていて、長い期間使えます。
発芽・根っこが出てくる
早ければ、2~3日もすれば発芽します。
根もすぐに出てくるので、植物の力に驚かされます。
間引き
ある程度育ってくると、間引きが必要になってきます。
密集しているところや、育ちが悪いものを抜きます。
もったいない気がしますが、間引きした方が大きく元気に育つので仕方ないですよね・・・
こっそり失敗談
ベビーリーフを育てていましたが、体調不良と忙しさで水替えをしばらくサボってしまいました。
ある時、見るとコバエが!!
まさかの事態に、水替えしなかったことを反省しました(´;ω;`)
今度から体調不良の時は家族に協力してもらおうと思います。
もっと簡単! リボベジ!
お料理する時に出る野菜のへた。
いつもは捨てていましたが、リボベジを知ってからは育てています。
特ににんじんの葉はとてもかわいくてきれい!
お料理に添えると、おしゃれになりそうです。
ネギもおススメです。
再生能力が強く、どんどん伸びてきます。
↓にんじんのへた。日に日にレースのような葉が大きくなっていきます。
水耕栽培とアクアリウム
水耕栽培をしながらアクアリウムも楽しめます。
便利なセットも販売されているので、チャレンジしやすいです。
お魚を見ながら、植物の成長も眺められます。
水耕栽培におすすすめの本
水耕栽培の本もたくさん出ています。
私が読んでみてやる気になった本がこちら。
ペットボトルや身近なものを使って栽培する方法が載っています。
失敗してもいい。気軽に楽しんでみようと思えます。
水耕栽培の本はいろいろあるので、読んでみて自分に合う栽培の仕方を探るのもOK。
水耕栽培を楽しもう!
容器は家にあるものを代用すれば、あとは種代と肥料代だけ。
始めるのに、あまり高額なお金がかからないところもうれしいですね。
手軽にチャレンジでき、育てる楽しみも収穫できるうれしさも味わえるのが魅力です!